2-2. AIでトレンド・検索ワードをリサーチするプロンプト集
前の2-1では、需要とライバルの弱さが重なるジャンルの探し方を学びました。この節では、そのジャンル探しをAIでさらに効率化する、具体的なプロンプトを紹介していきます。
この節の位置づけ
2-1が「考え方」だとすれば、2-2は「道具」です。頭の中にあった仮説の立て方を、実際にAIへ投げかける言葉に変換していきます。
プロンプトはコピーしてそのまま使えるように作ってあります。まずは一度、深く考えずに使ってみることをおすすめします。使いながら感覚をつかんでいきましょう。難しく考える必要は全くありません。
この節にかかる時間の目安
この節で紹介するプロンプトを一通り試すだけなら、15分もあれば十分です。まずは実際に手を動かして、AIの返答を見てみてください。
その後の検証作業まで含めると、30分から1時間程度を見ておくと安心です。焦らず、一つずつ確認しながら進めていきましょう。急ぐ必要は全くありません。
なぜ”プロンプト集”という形にしたのか
AIツールに慣れていない段階では、「何をどう聞けばいいのか分からない」という悩みが一番の壁になります。この壁さえ越えられれば、リサーチは一気に楽になります。
そこでこの節では、あえて自由な質問の仕方を教えるのではなく、そのまま使える完成形のプロンプトを用意しました。まずは型をなぞることから始めてください。
型に慣れてくると、自然と「ここをこう変えたらもっと良くなりそうだ」という感覚が芽生えてきます。その感覚こそが、あなた自身のリサーチ力になっていきます。
リサーチを始める前に準備しておくもの
プロンプトを使う前に、簡単な準備をしておくとスムーズです。特別な道具は必要ありません。メモを取るためのノートかスプレッドシートがあれば十分です。
また、第1章で整理した「自分の勝ち筋」を手元に用意しておいてください。プロンプトの空欄を埋める際に、迷わず入力できるようになります。
準備といっても難しいことは一つもありません。「これから調べるぞ」という軽い気持ちで、気楽に取り組んでいただければ大丈夫です。
AIに聞く前に、自分の思い込みを疑ってみる
リサーチを始める前、私たちはすでに「このジャンルは伸びていそうだ」といった思い込みを持っていることがあります。それ自体は悪いことではありません。
ただし、その思い込みが正しいかどうかは、AIとの対話を通じて一度検証してみる価値があります。「本当にそうだろうか」と問い直す姿勢が、リサーチの質を底上げします。
「(自分が考えているテーマ)について、伸びていると考えられる理由と、逆に注意すべき理由の両方を教えてください。」
良い面だけでなく懸念点も一緒に聞くことで、バランスの取れた判断がしやすくなります。都合の良い情報だけを集めないよう意識してみてください。
以下のプロンプトをそのまま使い、AIにジャンルの仮説出しをさせてください。
「(扱いたい商品カテゴリ)について、需要はあるが競合が弱いと考えられるニッチなテーマを5つ、理由とともに提案してください。」
「(絞り込んだテーマ)に興味を持つ人が、購入前に検索しそうなキーワードを10個挙げてください。」
AIの提案はあくまで仮説です。実際にその検索ワードでプラットフォーム内検索を行い、出品数・価格帯・レビュー内容を自分の目で確認する工程を必ず挟んでください。
この一手間を惜しまないことが、後々の失敗を防ぎます。少し面倒でも、必ず行ってください。急がば回れ、です。

上の図の3ステップを必ず踏んでください。AIは市場の”傾向”を提案できますが、”今この瞬間の実際の状況”までは把握していません。
最終的な判断は、自分の目で確認した情報をもとに行ってください。AIの提案は出発点であり、ゴールではないと考えておくとよいでしょう。この意識を持つだけで、判断のブレが大きく減ります。
レビュー欄を”宝の山”として読む
競合分析の中でも、特に価値が高いのがレビュー欄です。「思っていたより小さかった」「もう少し詳しい説明が欲しかった」といった不満のコメントは、次に作るべき商品の改善点をそのまま教えてくれています。
レビューコメントをいくつかコピーしてAIに読み込ませ、「これらのレビューから、購入者が不満に感じているポイントを3つ挙げてください」と聞いてみるのもおすすめです。
不満点が分かれば、それを解消した商品を作るだけで、既存の商品より一歩優れたものが出来上がります。これは非常に再現性の高いやり方です。
レビューを読む際は、星の低いものだけでなく、星の高いレビューにも目を通してください。「ここが良かった」という声には、次に強化すべきポイントが隠れています。
「これらのレビューから、購入者が特に満足しているポイントを3つ挙げてください。」
「これらのレビューの中で、繰り返し出てくる言葉やフレーズはありますか。」
満足点と不満点、両方をAIに整理してもらうことで、商品づくりの方向性がより具体的に見えてきます。両輪で見ることを意識してみてください。
レビューを読む際の注意点
レビューを大量に読んでいると、たまたま目についた一つの意見を「みんなの声」だと錯覚してしまうことがあります。これは誰にでも起こりうる落とし穴です。
同じ内容の指摘が複数のレビューで繰り返されているかどうかを、必ず確認するようにしてください。一件だけの意見は、参考程度にとどめておくのが安全です。
また、極端に感情的なレビューや、明らかに個人的な事情による低評価は、判断材料から除外して考えるようにしましょう。冷静に全体像を見ることが大切です。
AIに複数のレビューをまとめて渡し、「共通して出てくる意見だけを抽出してください」と依頼すると、こうした偏りを防ぎやすくなります。
星評価だけに惑わされない
星評価が高いからといって、その商品に改善点がないとは限りません。星4つでも、コメント欄には小さな不満が書かれていることがよくあります。
評価の数字だけを見て判断せず、必ずコメントの中身まで目を通す習慣をつけてください。数字とコメント、両方を見ることで見える景色が変わってきます。
レビューが少ない商品はどう扱うか
ニッチなジャンルほど、レビューの数自体が少ないことがあります。そういった場合は、隣接するジャンルの商品レビューも合わせて参考にしてみてください。
完全に同じジャンルでなくても、似た悩みを持つ人のレビューには共通するヒントが含まれていることが多くあります。視野を少し広げてみましょう。
SNSの声もリサーチの材料にする
レビュー欄だけでなく、SNS上の投稿やコメントも貴重な情報源です。日常の何気ない投稿の中に、本音に近い言葉が隠れていることがあります。
気になる投稿やコメントをいくつか集めてAIに渡し、「これらの投稿に共通する悩みや願望を整理してください」と聞いてみるとよいでしょう。
レビューよりもさらに率直な言葉が出てくることが多く、商品名やキャッチコピーを考える際のヒントにもつながります。
情報を集めすぎて動けなくなる前に
レビューやSNSの声を読み込んでいると、次から次へと気になる情報が出てきて、いつまでも調べ続けてしまうことがあります。これは多くの人が経験する罠です。
ある程度の情報が集まったと感じたら、一度手を止めて「今分かっていること」を整理してみましょう。完璧な情報を待つより、動きながら学ぶ方が結果的に早く進みます。
プロンプトのバリエーションを増やす
基本のプロンプトに慣れてきたら、少し角度を変えた聞き方も試してみましょう。同じテーマでも、聞き方を変えると違う気づきが得られます。
「(テーマ)に関して、季節や時期によって需要が変動する要素はありますか?」
「(テーマ)を求めている人が抱えていそうな悩みや不安を、5つ挙げてください。」
「(テーマ)の商品を初めて買う人と、リピートで買う人とでは、求めるものにどんな違いがありますか?」
こうした角度違いの質問を重ねることで、一つのテーマから多面的な情報を引き出せるようになります。一つの答えで満足せず、少しずつ深掘りしていく姿勢が大切です。
ターゲットを具体化するプロンプト
テーマが決まったら、次は「誰に届けるか」を具体化していきましょう。ターゲット像がぼやけていると、その後の商品づくりも軸がぶれてしまいます。
「(テーマ)を必要としている人物像を、年齢・状況・悩みを含めて3パターン考えてください。」
「その中で、最も購入意欲が高そうな人物像はどれですか。理由も教えてください。」
「その人物像が、購入を決断する直前に感じている気持ちはどんなものだと思いますか。」
こうしてターゲットを言語化しておくと、後の章で説明文やタイトルを作る際にも、一貫したメッセージを届けやすくなります。
競合の価格帯を把握するプロンプト
テーマとターゲットが見えてきたら、価格帯の相場感もつかんでおきましょう。価格は後の仕入れや利益計算にも直結する重要な要素です。
「(テーマ)の商品は、一般的にどのくらいの価格帯で販売されていることが多いですか。」
「価格帯によって、購入者の期待値にどんな違いが出やすいですか。」
AIの回答はあくまで一般論ですが、実際の相場と照らし合わせることで、自分がどの価格帯を狙うべきかの見当がつけやすくなります。
利益率と作業時間も一緒に考える
価格帯を調べるときは、売値だけでなく、そこにかかる作業時間や仕入れコストもセットで考えておくと、後になって「思ったより利益が出ない」と困ることを防げます。
「(テーマ)の商品を1つ作る、または仕入れるのに、どのくらいの手間やコストがかかりそうですか。」
この段階では大まかな目安で十分です。細かい計算は後の章で行いますので、ここでは感覚をつかむことを優先してください。数字に振り回されすぎないようにしましょう。
仕入れ先の候補もついでに聞いてみる
価格帯のイメージがついたら、ついでにAIに仕入れ先の候補についても聞いてみましょう。もちろん最終確認は自分で行う必要がありますが、選択肢を広げるきっかけになります。
「(テーマ)の商品を仕入れる際、一般的にどんな仕入れルートが考えられますか。」
具体的な仕入れ先の選定は次の節で詳しく扱いますので、ここでは大まかなイメージを持っておく程度で構いません。焦らず、順を追って進めていきましょう。
なぜこのプロンプトが機能するのか
「理由とともに」と付け加えているのには意味があります。理由を説明させることで、AIは根拠のある提案をしようとし、単なる思いつきの精度が上がります。
また「5つ」「10個」と数を指定するのも重要なポイントです。数を決めないと、AIは1つか2つの無難な回答で終わらせてしまうことがあります。
具体的な数を指定することで、AIは幅を持たせた提案をしようとします。結果として、思いがけない切り口に出会える確率が上がるのです。

上の図のように、プロンプトには「対象」「条件」「出力形式」の3つの要素を入れると、狙った答えが返ってきやすくなります。
よくある質問(続き)
Q. AIの提案するテーマが似たり寄ったりに感じます。
A. プロンプトに与える条件が少ないと、提案も一般的なものになりがちです。第1章の勝ち筋を条件として加えることで、より個性的な提案を引き出せます。
Q. 検索してもキーワードのヒット数がよく分かりません。
A. プラットフォームによって表示のされ方は異なります。まずは大まかに「多い・少ない」を体感でつかむだけで十分です。慣れてくれば感覚が磨かれます。
Q. AIに何度も同じことを聞いてもいいのでしょうか。
A. 問題ありません。むしろ同じテーマでも聞き方を変えて何度か質問することで、より多角的な視点を得ることができます。遠慮せずに聞いてみてください。
Q. リサーチ結果をどう記録しておけばいいですか。
A. メモ帳やスプレッドシートで構いません。テーマ名・検索ワード・確認した出品数をセットで残しておくと、後で見返すときに役立ちます。
Q. AIが古い情報をもとに答えているように感じます。
A. AIの知識には限界があります。トレンドに関わる部分は、必ず実際のプラットフォームで最新の状況を確認するようにしてください。AIは仮説作りの相棒と考えましょう。
Q. プロンプトの日本語がうまく通じないことがあります。
A. 一文が長すぎると、AIも意図を掴みにくくなります。短く区切って、一つの文に一つの要望だけを入れるように意識してみてください。
プロンプトは、自分用にカスタマイズしていい
紹介したプロンプトはあくまでベースの型です。慣れてきたら、自分の状況に合わせて言葉を付け加えたり、条件を変更したりして構いません。
「予算は1個あたり〇〇円以内で」「発送のしやすさも考慮して」というように、自分にとって重要な条件を追加していくことで、より実用的な提案を引き出せるようになります。
最初は型通りに使い、慣れてきたら少しずつ自分色に染めていく。このステップを踏むことで、無理なくプロンプトの扱いに上達していけます。
カスタマイズの具体例
実際にどう変えればいいのか、迷う方もいるかもしれません。ここではいくつかの具体例を紹介します。自分の状況に近いものを参考にしてみてください。
「(テーマ)について、在庫を持たずに販売できる形式に絞って提案してください。」
「(テーマ)の中でも、写真や説明文だけで魅力が伝わりやすいものを優先してください。」
「(テーマ)について、初心者でも仕入れやすい価格帯のものを教えてください。」
このように、自分の販売スタイルや制約条件を加えるだけで、AIの提案は驚くほど実践的なものに変わっていきます。ぜひ試してみてください。
プロンプトを”育てていく”という感覚
一度作ったプロンプトを完成形だと思い込まず、使うたびに少しずつ改良していく感覚を持つと、AIとの付き合い方が格段に上手くなります。
「この聞き方だと欲しい答えが返ってこなかった」と感じたら、条件を足す、言葉を変える、順番を入れ替える。そうした小さな調整を繰り返してみてください。
気に入ったプロンプトはメモに残しておくと、次回以降すぐに使い回せます。自分専用のプロンプト集を育てていくつもりで取り組んでみましょう。
この積み重ねは、2-2だけでなく今後の章でも役立ちます。プロンプトを扱う感覚は、一度身につければずっと使える資産になっていきます。
うまくいかないときに見直すポイント
AIの回答がしっくりこないとき、原因の多くはAI側ではなく、質問の投げ方にあります。まずは自分のプロンプトを見直してみましょう。
「対象は明確か」「条件は具体的か」「数を指定しているか」の3点をチェックするだけで、多くの場合は改善されます。焦らず調整してみてください。
それでも納得のいく答えが得られないときは、一度別の言葉で質問し直してみるのも効果的です。表現を変えるだけで、AIの反応が大きく変わることもあります。
検索ワードは、複数の言い回しで試す
同じ悩みでも、人によって検索する言葉は違います。「転職 不安」で検索する人もいれば、「仕事 辞めたい お守り」で検索する人もいます。
AIに「同じ悩みを表す、異なる言い回しのキーワードを5つ挙げてください」と聞いてみると、自分では思いつかなかった検索ワードの候補が広がります。

言い回しの違いに気づけると、競合が見落としているキーワードが見つかることもあります。ここは地味ですが、差がつきやすいポイントです。
季節・時期による検索の波を意識する
同じテーマでも、季節や時期によって検索される言葉が変化することがあります。例えば同じ「お守り」でも、受験シーズンと就職シーズンでは求められる言葉が違います。
「(テーマ)に関連するキーワードで、季節性が強いものと、年間を通して安定しているものに分けてください。」
こうした波を事前に把握しておくと、いつ、どのキーワードを意識して発信すればよいかの見通しが立てやすくなります。
複数のテーマを比較検討する
一つのテーマに絞り込む前に、いくつかの候補を並べて比較してみることをおすすめします。比較することで、それぞれの強みと弱みが見えやすくなります。
「これらの複数のテーマ候補を、需要の大きさ・競合の強さ・参入のしやすさの3つの観点で比較してください。」
表形式で整理してもらうと一目で比較しやすくなります。最終的にどれを選ぶかは自分の判断ですが、AIの整理は意思決定の助けになります。
検索ワードから逆算して商品名を考える
集めた検索ワードは、そのまま商品名やタイトルに活かすこともできます。人が実際に検索する言葉を含んでおくと、見つけてもらえる確率が高まります。
「これらの検索ワードを踏まえて、購入意欲を高めるような商品タイトル案を5つ考えてください。」
この工程は次の章でさらに詳しく扱いますが、この段階で軽くイメージをつかんでおくと、後の作業がぐっとスムーズになります。
検索ボリュームと競合の少なさのバランス
検索されるキーワードは多ければ多いほど良いと思われがちですが、実はそうとも限りません。検索数が多いキーワードほど、競合も多く集まっている傾向があります。
理想は「そこそこ検索されているのに、出品や発信をしている人がまだ少ない」というバランスの取れたキーワードを見つけることです。
「検索需要はある程度あるが、まだ供給が少ないと考えられるキーワードの特徴を教えてください。」
AIに聞いた上で、実際に検索してみて出品数を確認する。この往復作業を繰り返すことで、バランス感覚が養われていきます。
初心者ほど”小さな市場”から始めるとよい理由
大きな市場は魅力的に見えますが、その分ライバルも多く、最初の一歩を踏み出しにくいものです。まずは小さくても手応えのある市場から始めるのがおすすめです。
小さな市場で成功体験を積むことで、リサーチの精度も自然と上がっていきます。焦らず、身の丈に合った規模から一歩ずつ始めていきましょう。
数字だけでなく、感情も読み取る
検索ワードのリサーチというと、つい件数やランキングといった数字にばかり目が行きがちです。しかし、その裏にある感情を読み取ることも同じくらい大切です。
「なぜこの人はこのワードで検索したのだろう」と一度立ち止まって考えてみると、単なる数字以上のヒントが見えてくることがあります。
AIに「このキーワードで検索する人は、どんな気持ちだと思いますか」と聞いてみるのも、感情を読み解く一つの方法です。
感情が見えてくると、商品説明や写真で「何を伝えるべきか」も自然と定まってきます。数字と感情、両方を行き来しながら考える習慣をつけていきましょう。
競合の”弱いところ”を一緒に探す
気になる競合商品を見つけたら、その説明文をコピーしてAIに渡し、「この商品説明で不足していると感じる情報を教えてください」と聞いてみましょう。
競合が書き漏らしている情報こそ、自分の商品で補うべきポイントです。小さな差でも、積み重ねれば十分な強みになります。
「この商品説明の中で、購入をためらわせるような不安要素はありますか。」
「この商品と差別化するとしたら、どんな切り口が考えられますか。」
競合を否定する必要はありません。あくまで「自分ならどう補えるか」という視点で、参考にさせてもらうつもりで見ていくとよいでしょう。
複数のAIツールを使い分ける
一つのAIツールだけに頼らず、複数のツールに同じ質問を投げてみるのもおすすめです。ツールによって得意な視点が異なるため、答えの幅が広がります。
全く同じ質問でも、返ってくる提案の切り口が違うことは珍しくありません。時間に余裕があれば、ぜひ試してみてください。
リサーチの結果を第三者目線で見直す
自分で集めた情報は、どうしても自分に都合よく解釈してしまいがちです。ここでもう一度AIの力を借りて、客観的な視点を取り入れてみましょう。
「ここまで整理した情報を踏まえて、第三者の立場からこのテーマのリスクを指摘してください。」
耳の痛い指摘が返ってくることもありますが、それこそが今のうちに気づけてよかった情報です。前向きに受け止めていきましょう。決して落ち込む必要はありません。
言い回しを言語だけでなく文化にも広げる
扱うジャンルによっては、地域や世代によって使われる言葉が大きく異なることがあります。同じ意味でも、若い世代とそうでない世代では表現が変わります。
「(テーマ)について、世代によって使われる言葉の違いはありますか。」
ターゲットとする世代に合わせた言葉選びをすることで、より届きやすいキーワード選定につながっていきます。

リサーチにかける時間の目安
2-1と2-2のリサーチ作業は、やろうと思えばいくらでも時間をかけられる作業です。しかし、この工程で時間を使いすぎると、肝心の実践に入る前に疲れてしまいます。
目安として、合計で1〜2時間程度に収めることをおすすめします。完璧な分析よりも、大まかな傾向を掴むことを優先してください。動きながら精度を高めていけば十分です。
完璧を求めすぎないためのコツ
リサーチには終わりがありません。調べれば調べるほど、新しい情報が出てきてしまうものです。だからこそ、事前に「ここまで」と区切りを決めておくことが大切です。
タイマーを使って時間を区切るのも効果的です。「あと10分だけ調べたら次に進む」と決めておくだけで、迷いなく前に進めるようになります。
リサーチ結果をどう次の工程に渡すか
せっかく集めた情報も、活用されなければ意味がありません。この節で得たテーマ、検索ワード、レビューの気づきは、次の2-3以降でそのまま使っていきます。
メモにまとめる際は「テーマ候補」「有力な検索ワード」「競合の弱点」の3項目に分けて整理しておくと、後で振り返る際に迷いません。
完璧な形式である必要はありません。自分が後で見返して分かればそれで十分です。まずは書き残すという習慣を大切にしてください。
迷ったときの考え方
リサーチを進めていると、「本当にこのテーマで合っているのだろうか」と不安になる瞬間があるかもしれません。それは誰もが通る自然な感覚です。
そんなときは、一度立ち止まってAIに「このテーマを選ぶメリットとデメリットを整理してください」と聞いてみましょう。頭の中が整理され、次の一歩が見えてきます。
完璧な答えを最初から求める必要はありません。小さく試して、違うと感じたら修正する。その繰り返しで、精度は着実に上がっていきます。
一人で抱え込まないために
リサーチは一人で黙々と行う作業になりがちですが、判断に迷ったときは、コミュニティや仲間に相談してみるのも一つの手です。
同じ教材で学んでいる仲間なら、似たような悩みを通ってきているはずです。一人で抱え込まず、気軽に声をかけてみてください。
次の節に進む前のチェックリスト
次の2-3に進む前に、簡単に振り返っておきましょう。以下の3点が大まかにでもできていれば、準備は十分です。
・興味を持てそうなテーマ候補がいくつか出ている
・そのテーマに関連する検索ワードをいくつか書き出せている
・競合のレビューから、改善のヒントを一つ以上見つけている
全て完璧でなくても構いません。方向性がぼんやりとでも見えていれば、次のステップに進んで大丈夫です。安心して進みましょう。
不安な項目があれば、この節で紹介したプロンプトに戻って、もう一度試してみるのも良い方法です。何度でも読み返して構いません。
この節のまとめ
この節では、AIを使ってニッチテーマの仮説を立て、検索ワードを広げていくための具体的なプロンプトを紹介しました。
大切なのは、AIの提案を鵜呑みにせず、必ず自分の目でプラットフォームを確認する一手間を挟むことです。この工程が、後の失敗を大きく減らしてくれます。
レビュー欄の不満点を読み解くこと、検索ワードを複数の言い回しで試すこと。この二つを意識するだけで、リサーチの質はぐっと上がります。
完璧を目指す必要はありません。1〜2時間ほど手を動かして、大まかな方向性が見えたら、次のステップに進んで大丈夫です。
ここまでお疲れさまでした。この節で紹介したプロンプトは、今後何度も使うことになる基本の型です。焦らず、少しずつ自分のものにしていってください。
それでは、また次の2-3で、元気にお会いしましょう。