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2-1. 需要はあるがライバルが弱いジャンルの見つけ方

2-1. 需要はあるがライバルが弱いジャンルの見つけ方

前章では、あなたが誰の、どんな悩みに応えていくのか——いわば「勝ち筋」を言語化してきました。この章では、その勝ち筋をもとに、いよいよ具体的な商品ジャンルを選んでいきます。

この節の位置づけ

第2章は、全部で6つの節で構成されています。この2-1は、その最初の入り口にあたる節です。ここでは商品選定の土台となる「需要とライバルの見極め方」という考え方を身につけていきます。

この先の2-2から2-6では、実際のリサーチ手順や仕入れ先の選び方など、より具体的な作業に入っていきます。まずはこの節で、判断の軸をしっかり固めておきましょう。

この節にかかる時間の目安

読むだけであれば15分ほどで一通り目を通せる内容ですが、実際に手を動かして自分の勝ち筋ジャンルを検索してみる時間も含めると、30分〜1時間ほど見ておくと安心です。急ぐ必要はありません。

一つひとつの視点を、自分の言葉で確認しながら進めてください。じっくり取り組むほど、後の章での判断がぶれにくくなります。

「需要が大きいジャンル」と「ライバルが弱いジャンル」は必ずしも一致しません。狙うべきは、この2つが重なる領域です。具体的には、以下の観点でジャンルを絞り込みます。

①検索されているのに、出品数が少ないキーワードがあるか
②既存の出品ページの多くが、写真や説明文の作り込みが浅いか
③レビューの中に「もっとこうだったら」という不満のヒントがあるか

③は特に見落とされがちですが、競合商品のレビュー欄には、次に作るべき商品のヒントが具体的に書かれています。この3つの視点を、順番に詳しく見ていきましょう。

図解:需要とライバルの弱さが重なる領域

上の図のように、需要が大きくても強い競合がひしめいている市場では、後発の副業初心者が割って入るのは簡単ではありません。逆に、競合が弱くても需要がなければ、どれだけ丁寧に作っても売れません。

この2つが重なる”狙い目ゾーン”を探すことが、この節のゴールです。焦って大きなキーワードに飛びつくのではなく、まずはこの重なりを探す視点を持ってください。

①検索されているのに出品数が少ないキーワードとは

まず①について、もう少し具体的に見ていきます。検索需要があるのに出品数が少ない、というのは一見矛盾しているように感じるかもしれません。しかし実際のプラットフォームでは、こうした”空白地帯”が意外と多く存在します。

理由はさまざまです。仕入れが難しい、商品化に手間がかかる、まだ多くの出品者が気づいていない——こうした事情が重なって、需要と供給のバランスが崩れているケースがあります。

この空白地帯を見つけるコツは、一つの検索キーワードだけで判断しないことです。関連キーワードを複数試し、それぞれの出品数を比較してみることで、思わぬ穴が見えてくることがあります。

②出品ページの作り込みの浅さを見抜く

②の「作り込みの浅さ」は、数字には表れにくいポイントです。だからこそ、実際に自分の目で競合ページを一つずつ確認する作業が欠かせません。

写真が1〜2枚しかない、説明文が数行で終わっている、商品の使い方やストーリーが書かれていない——こうしたページが上位に並んでいるジャンルは、あなたが丁寧に作り込むだけで、簡単に追い抜ける可能性があります。

逆に、写真が10枚以上あり、説明文も長く作り込まれ、レビューへの返信まで丁寧にされているページが並ぶジャンルは、本気の出品者が多い市場だと判断できます。

③レビュー欄というヒントの宝庫

③のレビュー欄の分析は、地味に見えて非常に強力な手法です。星3〜4の中間評価のレビューには、「ここが良かったけれど、ここはもう少し」という具体的な改善点が書かれていることが多くあります。

星1の低評価レビューにも目を通しておきましょう。ただしこちらは感情的な内容も混じるため、あくまで「事実として何が不満だったか」を冷静に拾う姿勢が大切です。

こうしたレビューを10〜20件ほど読み込むと、「このジャンルの顧客が本当に求めているもの」がぼんやりと浮かび上がってきます。この作業を面倒に感じず、むしろ顧客理解を深める楽しい時間として捉えてみてください。

「ライバルが弱い」を見極める視点

競合の数だけでなく、競合の”本気度”にも注目してください。出品数が多くても、その多くが片手間で出品されたページであれば、実質的なライバルは少ないと言えます。

写真の枚数が少ない、説明文が短い——こうしたページは、出品者があまり力を入れていないサインです。出品数の”量”だけでなく”質”にも目を向けることで、より正確に市場の空き具合を判断できます。

図解:見極めのポイント

この視点を持てるようになると、検索結果の1ページ目を見ただけで「ここは戦いやすそうだ」「ここは避けたほうがよさそうだ」という肌感覚が身についてきます。最初は時間がかかっても、数をこなすうちに驚くほど早く判断できるようになります。

ニッチジャンルの探し方の実例

「パワーストーン ブレスレット」という大きなキーワードでは、競合が非常に多くなります。ここに、第1章で決めた勝ち筋(誰の、どんな悩みに)を掛け合わせることで、ニッチな切り口が見えてきます。

例えば「パワーストーン 転職 お守り」「パワーストーン 人間関係 職場」というように、悩みのキーワードを掛け合わせて検索してみてください。大きなキーワードでは見えなかった、競合の少ない領域が見つかることがあります。

この掛け合わせの発想は、パワーストーン以外のどんなジャンルにも応用できます。大きなキーワード+悩みのキーワード、という型を覚えておくと、リサーチのたびに迷わなくなります。

なぜ「商品選定」を第2章に置いているのか

「まず何を売るか決めてから、差別化を考える」という順番のほうが自然に感じる方もいるかもしれません。しかし本講座では、あえて逆の順番を採用しています。

先に勝ち筋(誰の、どんな悩みに応えるか)を決めておくことで、商品選定の基準が明確になります。「なんとなく良さそうだから」ではなく、「この勝ち筋に合っているから」という一貫した基準で商品を選べるようになるのです。

この順番を守ることで、あとから「やっぱり違うジャンルにすればよかった」と迷子になるリスクを大きく減らすことができます。遠回りに見えて、実は一番の近道なのです。

競合は敵ではなく先生である

季節性のあるキーワードにも注意する

リサーチをする際、そのキーワードが季節に左右されるものかどうかも確認しておいてください。季節性のあるキーワードを狙う場合は、いつ出品を開始すれば需要のピークに間に合うかを逆算しておく必要があります。

初めての方には、まず通年型のキーワードから始めることをおすすめします。季節性のあるキーワードは、慣れてきてから挑戦しても遅くありません。

通年型のジャンルであれば、いつ始めても大きな失敗にはなりにくく、データも一年を通してコツコツ積み上げていくことができます。まずは足元を固めることを優先しましょう。

競合は「敵」ではなく「先生」

競合分析と聞くと、「相手を出し抜く」というネガティブなイメージを持つ方もいるかもしれません。しかし本講座では、競合を敵としてではなく、先生として捉えることをおすすめしています。

すでに市場で売れている競合は、あなたより先に、お客様の反応というデータを持っています。そのデータを分析させてもらうことで、あなたは遠回りせずに、市場のツボを学ぶことができます。

感謝の気持ちを持って競合ページを眺めると、不思議と冷静に、そして深く分析できるようになります。ライバル視するのではなく、学ばせてもらうという姿勢を大切にしてください。

図解:ニッチキーワードの掛け合わせ例

リサーチを習慣化するコツ

ジャンル選定は、一度やって終わりの作業ではありません。市場は常に動いているため、定期的に競合の状況を確認する習慣を持っておくと、変化にいち早く気づくことができます。

とはいえ、毎日何時間もリサーチする必要はありません。1週間に一度、15分ほど競合ページとレビューを眺める時間を作るだけでも、十分に市場の変化を感じ取ることができます。無理のないペースで続けてください。

完璧なジャンルを探しすぎない

ここまで見極めの視点をお伝えしてきましたが、100点満点のジャンルを探そうとすると、いつまでも動き出せなくなってしまいます。需要とライバルの弱さがある程度重なっていると感じられたら、まずは小さく試してみる姿勢が大切です。

実際に出品してみて初めて分かることも多くあります。完璧な分析よりも、仮説を立てて動き、結果から学ぶというサイクルのほうが、結果的に早くゴールへたどり着きます。

プラットフォームごとの違いを意識する

同じジャンルでも、出品するプラットフォームによって競合の強さや客層は大きく変わります。あるプラットフォームでは飽和していても、別のプラットフォームではまだ手つかず、ということも珍しくありません。

一つのプラットフォームだけを見て「このジャンルはもう無理だ」と判断してしまうのはもったいないことです。候補ジャンルが見つかったら、複数のプラットフォームで同じキーワードを検索し、それぞれの空き具合を比較してみてください。

客層の違いにも注目しましょう。同じ商品でも、プラットフォームによって購入者の年齢層や求める価格帯が異なることがあります。この違いを知っておくと、後の商品設計や価格設定でも迷いにくくなります。

価格帯からもライバルの本気度が見える

出品ページを比較するとき、価格帯にも注目してみてください。極端に安い価格で出品されているページが多いジャンルは、価格競争が激しく、体力勝負になりやすい傾向があります。

逆に、ある程度の価格帯を保ちながらも売れているページが見つかれば、それは「価格以外の価値」で選ばれている証拠です。そうしたジャンルは、丁寧な商品作りが正当に評価されやすい市場だと言えます。

価格帯の分布を見るだけでも、そのジャンルがどのような競争構造になっているか、ある程度の見当をつけることができます。数を見る中で、この感覚も少しずつ養われていきます。

自分の”好き”と需要のバランス

ジャンル選定では、需要とライバルの弱さという客観的な視点が大切ですが、それと同じくらい「自分がある程度興味を持てるか」という視点も無視できません。

まったく興味の持てないジャンルでは、レビューを読み込んだり、商品説明を工夫したりする作業が苦痛になり、長続きしにくくなります。数字だけでなく、自分自身が無理なく向き合えるかどうかも、判断材料の一つに加えてみてください。

とはいえ、完全に趣味の延長である必要はありません。「嫌いではない」「学ぶことに抵抗がない」という程度で十分です。そこから深く関わるうちに、自然と愛着が湧いてくることも多くあります。

記録を残しながらリサーチを進める

候補ジャンルを比較するときは、頭の中だけで判断せず、簡単な表やメモに書き出しておくことをおすすめします。「需要」「ライバルの弱さ」「価格帯」「自分の興味」といった項目を並べて、候補ごとに書き込んでいきましょう。

文字にして並べてみると、感覚だけでは気づけなかった偏りや共通点が見えてくることがあります。この記録は、後で商品コンセプトを固める際にもそのまま役立つ資料になります。

最初の一歩は小さくていい

ここまで多くの視点をお伝えしてきましたが、すべてを完璧にこなしてから動き出す必要はありません。まずは1つか2つの候補ジャンルについて、この節で紹介した視点をざっと当てはめてみることから始めてください。

実際に手を動かしてみると、「思っていたより出品数が少ない」「意外とレビューに不満が多い」といった発見があるはずです。その発見の積み重ねが、次の2-2以降のリサーチをより具体的で実りあるものにしてくれます。

検索ボリュームだけを鵜呑みにしない

リサーチツールで検索ボリュームを調べると、数字だけで良し悪しを判断したくなります。しかし数字はあくまで目安であり、実際の購買意欲までは表してくれません。

検索ボリュームが多くても、単に情報収集のための検索で、購入にはつながりにくいキーワードもあります。逆に検索数は少なくても、購入直前の悩みを表すキーワードであれば、成約率は高くなる傾向があります。

数字を見たら、そのキーワードで検索している人が「今まさに何を求めているか」を想像する癖をつけてください。この想像力が、リサーチの精度を大きく左右します。

悩みのキーワードをリスト化しておく

第1章で整理した勝ち筋には、あなたが応えようとしている悩みが含まれているはずです。この悩みを、検索キーワードの候補として書き出しておくと、リサーチのたびに毎回一から考え直す必要がなくなります。

例えば「人間関係」という悩みであれば、「職場」「ママ友」「恋愛」など、さらに細かい切り口に分解できます。この分解の作業自体が、ニッチなキーワードを見つける近道になります。

リストは一度作って終わりではなく、リサーチを重ねるたびに少しずつ追加していくものだと考えてください。半年後には、あなただけの貴重なキーワード集になっているはずです。

競合の”更新頻度”もチェックする

出品ページの内容だけでなく、そのページがいつ作られ、どのくらいの頻度で更新されているかにも目を向けてみてください。長期間放置されているページが多いジャンルは、参入のチャンスが大きいサインの一つです。

逆に、頻繁に写真や説明文が更新されているページが多いジャンルは、出品者が真剣に運営を続けている証拠です。そうしたジャンルで戦うには、それ相応の準備と覚悟が必要になります。

小さな市場から始めるという選択

「大きな市場で大きく稼ぎたい」という気持ちは自然なものですが、副業を始めたばかりの段階では、あえて小さな市場を選ぶことにも大きなメリットがあります。

小さな市場は、当然ライバルの数も少なく、初めての出品でも上位に表示されやすくなります。まずは小さな市場で「売れる」という成功体験を積み、そこから少しずつ市場を広げていくという進め方もおすすめです。

小さく始めて実績とレビューを積み上げてから、より大きな市場に挑戦する。この段階的な進め方は、遠回りに見えて、実は着実にゴールへ近づく方法です。

データと直感、両方を大切にする

ここまで検索数やレビュー、価格帯といったデータの見方を中心にお伝えしてきました。しかし最終的な判断では、データだけでなく、実際にページを見たときの直感も大切にしてください。

「なんとなくこのジャンルは伸びそうだ」「このページを見て、自分ならもっと良く作れると感じた」——そうした感覚は、あなたがこれまで積み重ねてきた経験から生まれるものです。数字と直感、両方を掛け合わせて判断する習慣をつけていきましょう。

最初のジャンル選びで失敗しても大丈夫

どれだけ丁寧にリサーチしても、実際に出品してみないと分からないことは必ずあります。最初に選んだジャンルが思うように売れなかったとしても、それは失敗ではなく、次に活かせる貴重なデータです。

むしろ「なぜ売れなかったのか」を振り返ることで、需要とライバルの見極め方がより精度高くなっていきます。完璧な一発目を狙うより、小さく試して学びながら調整していく姿勢を持ってください。

この講座を進める中で、あなたなりのジャンル選びの”勝ちパターン”が少しずつ見えてくるはずです。焦らず、一つひとつの気づきを大切に積み重ねていきましょう。

仕入れのしやすさも早めに確認しておく

需要とライバルの弱さが重なるジャンルを見つけても、そのジャンルの商品が実際に仕入れられなければ意味がありません。この段階で、仕入れ先の候補がありそうかどうか、ざっくりとで構わないので確認しておきましょう。

仕入れの詳しい手順は後の節で扱いますが、「まったく仕入れ先が見つからなさそうだ」というジャンルを早い段階で除外しておくだけでも、後の作業がぐっとスムーズになります。

同業者の発信からも学べることがある

競合の出品ページだけでなく、SNSやブログで同じジャンルについて発信している人がいれば、そこからも多くのヒントを得ることができます。どんな悩みに応えているか、どんな言葉で価値を伝えているかを観察してみてください。

ただし、発信内容をそのまま真似るのではなく、あくまで「学ばせてもらう」姿勢で参考にすることが大切です。自分なりの解釈を加えて取り入れることで、オリジナリティのある商品づくりにつながります。

家族や友人に相談してみるのも一つの手

一人でリサーチを続けていると、視野が狭くなってしまうことがあります。候補ジャンルが2〜3個に絞れてきたら、家族や友人に「こういう商品があったら欲しいと思う?」と率直に聞いてみるのもおすすめです。

身近な人の反応は、あくまで一つの参考意見にすぎません。しかし自分では気づかなかった視点をもらえることも多く、思考を整理するきっかけになります。気軽に話してみてください。

この段階では「決めきらない」勇気も大切

この節を読み終えた時点で、まだジャンルを一つに絞りきれていなくても心配はいりません。むしろこの段階では、2〜3個の候補を残しておくくらいがちょうど良いバランスです。

次の2-2以降で、より具体的なリサーチの手順を踏んでいく中で、候補ジャンルの中から自然と「これだ」と思えるものが見えてくることが多くあります。今は視野を広げる段階だと捉えて、気楽に進めてください。

焦りは判断を鈍らせる

副業を始めたばかりの時期は、「早く結果を出さなければ」という焦りから、十分な検討をせずにジャンルを決めてしまいがちです。しかし焦って選んだジャンルほど、後になって「やっぱり違った」と感じやすいものです。

この節で紹介した視点を使いながら、落ち着いて候補を見比べる時間を意識的に確保してください。急がば回れ、という言葉の通り、丁寧な見極めが結局は一番の近道になります。

この節で身につけてほしい”判断のクセ”

最後に、この節を通じて一番身につけてほしいのは、特定の知識やテクニックというより、「需要とライバルの弱さを両方見る」という判断のクセそのものです。

このクセは、商品選定だけでなく、今後の価格設定や販促の場面でも繰り返し役に立ちます。一度身につけてしまえば、一生使える視点になりますので、ぜひこの節の内容は繰り返し読み返してみてください。

ノートやスプレッドシートに候補ジャンルを書き出す

この節で紹介した視点を実際に活用するために、ノートやスプレッドシートを1つ用意して、候補ジャンルを書き出すことから始めてみてください。頭の中だけで考えるより、文字にすることで格段に整理しやすくなります。

項目としては「ジャンル名」「検索した際の出品数」「上位ページの作り込み具合」「レビューで見つかった不満点」「価格帯」の5つを並べておくと、あとで見返したときにも状況を思い出しやすくなります。

この表は一度作れば終わりではなく、この先の章でも繰り返し立ち返ることになる大切な資料です。今のうちに丁寧に作っておくことで、後の作業が驚くほどスムーズになります。

周囲と比べず、自分のペースで進める

SNSなどで他の受講生の進捗を見ると、「もう商品を決めたのか」「自分は遅れているのではないか」と焦りを感じることがあるかもしれません。しかし、ジャンル選定にかける時間は人それぞれで構いません。

じっくり考えて選んだジャンルのほうが、後々ぶれずに取り組み続けられることも多くあります。他の人のペースと比較するのではなく、自分が納得できるかどうかを一番の基準にしてください。

この講座を通じて大切にしてほしいこと

本講座全体を通じて、私たちが一番大切にしているのは、派手なテクニックよりも、地道な観察と誠実な商品づくりです。この2-1で紹介した視点も、特別なツールがなくても、誰でも今日から実践できるものばかりです。

難しく考えすぎず、まずは気になるジャンルを2〜3個選んで、実際にプラットフォームで検索してみることから始めてみてください。小さな一歩の積み重ねが、必ず次の章へとつながっていきます。

今日からできる小さな一歩

この節を読み終えたら、まずは第1章で書き出した勝ち筋のメモを見返してみてください。そこに書かれている「誰の、どんな悩みに応えるか」を、そのまま検索キーワードに変換してみましょう。

実際に検索してみて、出品数やページの作り込み具合、レビューの内容をざっと眺めるだけでも構いません。この小さな一歩が、次の2-2で扱う本格的なリサーチの土台になります。

分からないことがあれば一人で抱え込まない

リサーチを進める中で、「これは需要があると言えるのか判断がつかない」という場面に必ず出会います。そんなときは、一人で抱え込まず、コミュニティやサポートを積極的に活用してください。

同じ悩みを持つ仲間や、先に進んでいる受講生の視点をもらうことで、思わぬ突破口が見つかることもあります。分からないことは恥ずかしいことではなく、成長のための大切なサインです。

迷ったときに立ち返るべき問い

候補ジャンルの間で迷ったときは、「このジャンルは、私の勝ち筋にとってどんな意味を持つか」という問いに立ち返ってみてください。数字上の優劣だけでなく、あなた自身の物語とどうつながるかを考えることが、最終判断の助けになります。

この問いに丁寧に向き合うことで、単に「売れそうだから」という理由だけでなく、自分らしく続けられるジャンルを選べるようになります。焦らず、何度でもこの問いに立ち返ってみてください。

よくある質問

Q. 需要も競合も分からないジャンルはどう判断すればいいですか?
A. まずは実際にプラットフォームで検索してみることが一番の近道です。数字だけで判断せず、実際に表示されるページの質も合わせて確認してください。

Q. ライバルが強いジャンルは絶対に避けるべきですか?
A. 必ずしもそうとは限りません。強いライバルが多いジャンルでも、レビューの中にまだ満たされていないニーズが眠っていることがあります。ただし副業を始めたばかりの段階では、まずは戦いやすいジャンルから経験を積むことをおすすめします。

Q. どのくらいの数のジャンルを比較すればいいですか?
A. 目安として3〜5個の候補ジャンルを、同じ3つの視点で比較してみてください。比較対象があることで、それぞれのジャンルの強み・弱みがより明確に見えてきます。

Q. レビューを読む時間があまり取れません。効率よく読むコツはありますか?
A. すべてのレビューを読む必要はありません。星3〜4の中間評価から10件、星1の低評価から5件ほどを目安にピックアップして読むだけでも、十分に傾向をつかむことができます。

次の節に進む前に確認しておきたいこと

2-2に進む前に、この節で紹介した3つの視点——出品数の少なさ、作り込みの浅さ、レビューのヒント——を、あなた自身の言葉で誰かに説明できるかどうか、一度確認してみてください。

説明できるということは、それだけ理解が定着している証拠です。もし言葉に詰まる部分があれば、該当する箇所をもう一度読み返してから次に進んでも構いません。急ぐ必要はまったくありませんので、自分のペースを大切にしてください。

この節のまとめ

この節では、需要とライバルの弱さが重なる”狙い目ゾーン”を見つけるための3つの視点——①出品数の少なさ、②作り込みの浅さ、③レビューのヒント——について解説してきました。

加えて、プラットフォームごとの違いや価格帯の見方、仕入れのしやすさの確認、記録の残し方といった、実務で役立つ周辺の視点もあわせて紹介してきました。一度にすべてを覚える必要はありません。

この節の内容は、リサーチに行き詰まったときに何度でも読み返してほしい内容です。焦らず、自分のペースで一つひとつ実践していきましょう。

大切なのは、完璧を求めすぎず、まずはこの3つの視点で候補ジャンルを見比べてみることです。そして競合を敵ではなく先生として捉え、そこから学ぶ姿勢を持ち続けてください。

数字と直感、データと自分の興味、この両方をバランスよく大切にしながら、あなたらしいジャンル選びを進めていきましょう。ここまで読み進めてくれたあなたなら、きっと良いジャンルにたどり着けるはずです。

次の2-2では、この視点をもとに、より具体的なリサーチの手順に進んでいきます。実際のツールの使い方や、キーワードの調べ方まで、一つずつ丁寧に解説していきますので、楽しみにしていてください。

それでは、また次の2-2で、元気にお会いしましょう。